さてさて!!ひっさびさのれっすん日記、しかも日本での、初日のれっすんであります☆
もうこんなどきどき緊張して(あがったりはしませんでしたが)過ごしたことは無いのではないか?!という、興奮した一日でした。
初めて先生のお宅に伺い、まずは自己紹介。北京の老師との出会いから紹介状を書いていただくまでの話、私がどのような歌を勉強してきたか、そし て先生自身のお話(壁にかけてある「夕鶴~おつう」「蝶々夫人」「ラ・トラヴィアータ」のモノクロ写真を拝見しながら!)を聴かせていただきました。
「まずは何か歌ってみて」
とのことで、フィガロの結婚~伯爵夫人「Porgi amor~」を今思い返しても冷や汗ものの出来で歌ってしまいました。
未熟な私ですので、やはり老師との最後のれっすん以来の2ヶ月半は元来の癖が出てくるのに充分だったらしく、しっかり「全力」で歌って身体も喉も硬くなってしまいました★(緊張ももちろんありましたが
「イタリア語の発音をはっきり。SとMが聞き取りづらいですよ」
「歌詞は歌詞だけで、雰囲気をしっかり掴んで口ずさむことが大切です。語学が堪能とか関係ないのよ~発音はもちろん正確さが必要だけど」
「きれいな、良い香りの華を気持ちよく嗅ぐように」
「難しいことは考えず、きれいな華の香りを『なんて良いにおい!』とお腹に食べていれるような感覚で、息を吸いなさい」
「私は理論はもちろんわかっていますけれど、でも理論をどうこう考えたり言うよりも、感覚で歌うのよ」
「大きな声は必要ありません。声は出すものではなく、響き、鳴らすものなのよ」
そして、私の拙い歌を聴いて下さっての先生の一言。
「中国人の京劇のような声を出す必要はありません。もっと軽く」
「発声のメソッドは人によって違いますし、また日本と中国では違いも大きいでしょう」
「う~んこれは重病だわ。今までのことは全て忘れる気持ちで、一から歌を学ぶ気持ちでやっていきましょう」
「アリアや大きな曲はやめて、発声とイタリアの古典歌曲を中心にやっていきましょう。今までの歌い方は一度忘れて下さい」
「私は厳しいわよ。同じことをいつまでも繰り返してつまらないかもしれないけど、それを飛ばすわけにはいかないのだから」
この一言で、「これからもれっすんをつけてもらえる!」ともの凄く嬉しくて、
「私は厳しいれっすんは大好きです!単音だけのれっすんが一年続いても大丈夫です!!」
と元気いっぱいにちょっとおバカな答え方をしてしまいました(^_^;;) そのため、先生ちょっと吃驚して笑ってましたが。
とりあえず、今日はれっすんではなく声を見るだけ・・・・とのことだったので、一時間みっちり会っていただいたにも関わらず、れっすん代も今日は無し。後日6月6日に改めて第一回目のれっすんを行うことになりました!
何より、ご高齢にも関わらず、歌い始めるととても若くなる先生なのです!しかもものすごく綺麗(ますます)に☆私はとてもこの先生に学びたくて仕方が無くなっていたのでした。
思い返せば、老師に付き始めた頃も、日本で学んだことは全て忘れて一から学ぼうと言われました。忘れるのは得意ですが(^.^;)身体が忘れる のは大変です。それでも一から老師に鍛え直されて、基礎が出来上がっていくと・・・不思議なことに日本で学んだことも全て生かされていたのでした。
きっと今度もそうなることでしょう。多分。一度、老師に学んだことはきっぱり忘れ、一からこの先生に学ぼうと思います(老師自身大好きな先生ですので、きっと「そうしなさい!」と老師も言うことでしょう)。
さすがに、現役を退いたとはいえ大変にお忙しい先生ですので、今までとは違いますが、月2回を何とかれっすんしていただけることになりました。
それまでの間、先生に教わった
「綺麗な美しい華を『なんて良い匂い!』とお腹に食べる感覚」で息を吸い(背中に息を入れる、やどこを膨らますなど絶対理論を考えず)、良い匂いをかぎながら(微笑み楽しみながら)息を吐く~無理しない程度に」
これを、歩きながら座りながらお風呂に入りながら・・・時間のある時にしながら練習すること。そして歌曲を丁寧に楽譜・歌詞を見てくること。普段も地声で話さない、歌う声で話すこと。を課題とされました。
もう嬉しくて嬉しくてたまりません!ようやくまた学ぶことが出来ます!!そのうえ、今度は日本語で、頭でいちいち翻訳したり「こういう解釈で正 しいのか?」なんて自問自答もせずにれっすんを受けられるのです!(これは私も老師ももったいないと思っていたことでした)
あと2週間余、今日指導されたことをしっかり反芻しながら・・・頑張ります☆